裸眼日記

札幌在住のミュージシャン青柳唯(あおやなぎゆい)が音楽・映画・お笑いなどについて書くブログ(両目1.5)

映画『ミッドナイト・イン・パリ』はミーハー映画だから気楽にみよう

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ミッドナイト・イン・パリ』を観ました。
ウディ・アレン監督作。2011年公開。

1960年代から年一ペースで映画を撮り続けているヤバい奴、ウディ・アレンのキャリア最大のヒット作。
75歳でキャリアハイを迎える*1ってどういうこと!?

ウディ・アレン監督作では監督自身の性格やキャラクターが映画の主役の人物像に反映されることが多いと聞くけど、今回もそうらしい*2

そりゃ毎年映画を撮ってたら、次の作品のテーマについて調べたり勉強したりする時間もなさそうだし、自分の人生の切り売りと妄想だけで作品を撮ってるんじゃないかと思わされる。
人生の3分の1は睡眠と言うけれど、ウディ・アレンの人生の残りの3分の2弱は映画を作ることに注がれているんじゃないだろうか。

それくらいウディ・アレンは多作だし、人生=映画作り、つまり自分の映画=自分、という図式になっているんじゃないかと想像してしまいます。

そんな映画界の巨匠、変人、偉人であるウディ・アレンの代表作の一つ『ミッドナイト・イン・パリ』について、ネタバレ少なめで書こうと思います。

昔の有名人と友達になれるミーハー的喜び

現代、真夜中のパリ。
0時の鐘が鳴ると、1920年代へと誘う古い車がやってくる。

ハリウッドで脚本家として活躍するギル(オーウェン・ウィルソン)は、タイムスリップした1920年代のパリで芸術や文学の歴史に名前を刻む著名人たちと芋づる式に次々と遭遇する。
ギルと映画を観る者はその度に驚きと喜びに胸が高鳴る。

タイムスリップしたからといって次々に有名人たちと会えたり友達になれるかというと、普通そんなわけはないのだけれど*3、そこはもうギャグであって、むしろ悪ノリにすら近い。

それでもヘミングウェイピカソ、ダリなどの著名人とギルが出会うシーンに興奮するのは、観る者のミーハー心をくすぐるからだ。

ミーハーはぜんぜん悪くない

映画の冒頭、優雅な音楽とともに、ギルらが旅先として訪れているパリの風景を淡々と映していく。

パリは画になる街である。
そしてパリは僕らのミーハー心をくすぐるのに持ってこいの街だ。

映画の終盤でギルはあることに気付き、その気付きこそが、ウディ・アレンが映画を観る者へ伝えたかった一つの大きなメッセージのように受け取れなくもないけど、そんなメッセージは受け取るも受け取らないも自由*4

ジム・ジャームッシュが、ガス・ヴァン・サントが、ウディ・アレンが好きだと公言し映画通ぶるミーハーよ!
それでいい!僕もミーハーです!

なんせ僕もウディ・アレン作品は『アニー・ホール*5』とこの作品しか観ていません。

サム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズが好きだと公言しながらサム・ライミ作品はこれしか観てないし、クリストファー・ノーラン好きを自称しながら『メメント』も観てません。

おわりに

ミーハーを素直に楽しめたらこの映画はめちゃくちゃ面白いし、細かいことを気にしだしたら欠点に目がいきそうな作品です。

真面目な顔してちょっとズレたこと言っている人を「それズレてない?本当はこうでこういうことじゃない?」と指摘するより、それをギャグと捉えて笑ったり、本当はズレてることこそ本質だということに気付けたりする人生にしていきたいと思っています。

パリに行って雨に降られたいです。

*1:もしかしたらまだキャリアハイが来てないかもしれないと思わせるからこわい。

*2:ネットに書いてた。

*3:タイムスリップの時点で「普通」ではないけども。

*4:正直「役者のセリフでまるごと言葉にしちゃう」というメッセージの直接的な表現技法は映画的じゃないような気がして無粋だな...とか思っちゃったけど、ウディ・アレン先生にそんなこと言うこと自体が無粋なのかもしれない...。

*5:ウディ・アレンの初期代表作。ウディ・アレンが主演も務め、ヒロイン役を元彼女に演じさせて、内容もその彼女との日々を描くという自叙伝すぎてヤバい作品。

お客さんに喜んでもらうために僕がレコ発ライブで工夫したこととその成果

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僕がやっているバンドcolor chordのレコ発企画ライブ札幌編と苫小牧編が終了しました。

色んな人に大変お世話になって、盛況のうちに終わった二日間。

この二日間のイベントに対して僕がどう向き合ったか、イベント作りにおいてどういう工夫をしたかについて書こうと思います。

ライブイベントは可能性がいくらでもあって、基本的な流れのテンプレートこそありますが、イベントの色は様々です。

結局はお客さんにいかに楽しんでもらうか、いかに喜んでもらうか、という部分を最大の目的にしてはいるんですが、そのアプローチにおいてやりようがいくらでもある。

この二日間のイベントでどういったアプローチをして、どういった成果があったかを書いていこうと思います。

僕のバンドのことを知らない人も、インディーズバンドのライブがどうやって作り上げられていくのかを垣間見ることができると思います。

始めたてのバンドマンは参考にしたり、先輩バンドマンは助言したりしてくれたら、この記事を書いた意味があるってもんです。

よろしくっす!いくぜ!

そもそもレコ発とは

本題の前にまず、基礎知識の説明にちょっとお付き合いいただきたい!

レコ発とは、多分「レコード発売」の略です*1

「レコ発ライブ」や「レコ発企画」、「レコ発」と若干表記が違う場合も意味合いはほぼ全部一緒で、CDの発売を記念して行われるライブのことです。

「CD発売記念」なのになぜか「レコ発」と呼ばれています*2

せっかく時間と労力とお金をかけてCDを作ったんだから、盛大に発売記念パーティーをやろうぜ、という意味合いのライブのことですね。

お客さんの立場としても、「なんとなく自然とライブでCDを売り始めた」というより、「今日が記念のライブですよ!」と言われた方が、CDを買うタイミングがわかりやすいというのもあるんじゃないかという気がしています。
バンド側としては、予約して発売日に買ってくれるのもとてもうれしいんですけども。

「レコ発ツアー」とか「リリースツアー」となると、レコ発を冠して各地を回ることを指します。

日本各地に友達ができると楽しいし、何度もライブに足を運んでくれるお客さんが増えるとまた行きたくなります。

「自主企画」という言葉があれば、それはレコ発の主役バンドがライブを主催しているということです。

ライブハウスを決めたり、他の出演バンドを決めたりもバンドがやっているということですね。

自分で自分のお祝いパーティーを主催するという点では結婚式みたいなものですね*3

ちなみに、今回のcolor chordのレコ発は、今年3月に全国発売した『くらし』というアルバムのレコ発でした。

全国流通について書いた記事もあります。

yui-aochang.hateblo.jp

基礎知識は以上です。
それでは、実例を交えてご紹介します。

ホーム札幌の自主企画で、他とは"ちょっと違う"イベント作り

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5月13日(金)に札幌REVOLVERでレコ発を行いました。
この日は自主企画なのでライブに関するほとんどのことを自分で決めました。

せっかく自分で色々決めれるということで、お客さんに楽しんでもらうようにいくつか工夫をしました。

少ないバンド数でたっぷり贅沢なライブ

まずこだわったのはバンド数。

出演するバンド数を4組にして、一バンドの持ち時間を35分ずつにしました。

僕らがたまに出るようなライブハウス主催のブッキングだと、持ち時間25分で6バンドくらい出演というパターンが多いのだけど、この企画は僕の大好きな札幌のバンド3組と自分のバンドの計4組。

一バンドずつの時間を長めにすることによって、バンドの魅力をより深く体感できるライブにしようという狙いでした。
たっぷり贅沢なライブという感じです。

ちなみに出演したのは「青空教室」「スモゥルフィッシュ」「Os Banda」という札幌の素晴らしいバンドたち。

どのバンドも個性があって、もっともっと聴きたくなるくらいグッとくるライブでした。

35分でも短かったかーと思ってしまいましたが、でも長すぎてもイベントを通しで観たときに疲れちゃうし、「もっと聴きたい!」くらいが一番ちょうどいいという話もあります。腹八分。

演奏中以外も飽きさせないDJ&サプライズアクト

オープンしてからスタートするまで、そして転換中にもお客さんに楽しんでもらおうということで、DJをお願いしていい感じの曲をかけてもらいました。

普段は「エマローズ」という名義で弾き語りをしている「DJ過保護」。

みなさんが想像するようなクラブのアゲアゲDJではなく、DJが淡々とセンスのいい曲を繋いでいくことによって、演奏中以外の時間の空気作りをしてもらうという感じでした。

僕が知らないような、マニアックだけど超かっちょいい曲をたくさんかけてくれて、良い雰囲気の中イベントが進んでいきました。

バンドの演奏が終わって、次のバンドの準備中にどんな曲がかかるかで会場の雰囲気が結構変わったりするので、何気にイベントを左右する部分でもあるんです。

無意識のうちにお客さんは空気を感じ取っていたり、または意識的に「この曲かっこいい!」となったり、転換中というのもイベントに含まれているなと感じます。

そして1バンド目が始まる前のオープン中の時間には「エマローズ」として弾き語りもしてもらいました。

エマローズの出演はイベント当日に急に発表しました。
こういう突発的なアクトがあるとテンション上がったりしませんか。

めちゃくちゃ良く言うと、フェスとかでスカパラのライブに急に甲本ヒロトとか奥田民生が出てきたらテンションが上がるような、そんなサプライズのイメージです。

オープン中に始めてもらうことによって、その時間を目指して来てくれるお客さんも増えるので、イベントの頭からそこそこお客さんが入っている状態も作れました*4

実際エマローズはめちゃくちゃ良いライブをしてくれて、イベントは最高の滑り出しを見せました。

来場者全員に記念品をプレゼント

お客さんみなさんにサイン&格言*5入りポスターをプレゼントしました。

今日のイベントの記念として、モノを持ち帰ってほしいなという気持ちでした。
結婚式でいう引き出物みたいなものですね*6

当日急にプレゼントすることにしたので荷物になっちゃって申し訳ないかなとも思ったんですが、部屋にポスターを貼った写真をTwitterにアップしてくれている方もいたので、少なくとも喜んでくれた人もいたみたいです。よかった(ホッ)。

この日と、その翌日の苫小牧公演の2日間は来場者全員にポスターをプレゼントしました。

普段は観れないスペシャル編成でのライブ

僕らcolor chordはドラム、ギター、ベースボーカルの3人組のバンドなんですが、この日はTHE武田組*7のキーボード山本裕太郎くんをサポートに迎えて4人編成でライブをしました。

3人のシンプルなアンサンブルにピアノやオルガンの音が増えると、曲に彩りが増して、より艶やかに、より上品になりました。
初めて聴く人にも曲がわかりやすく、伝わりやすくなったんじゃないかとも思います。

アンコールの曲では、間奏を普段の4倍くらいの長さに延長してギターと鍵盤でソロ対決をしてもらったりして、このメンバーならでは、ライブならではの演奏も披露できました。

音が増えれば増えるほどいいってもんじゃないけど、普段と違う編成だといつもライブを観てくれている人には新鮮に聴こえて面白いかなと思います。

めちゃくちゃ良く言うと、ハナレグミのバンド編成ライブに原田郁子がキーボードで参加してたらテンション上がる感じです。

山本裕太郎くんには翌日の苫小牧公演にも参加してもらいました。

人の力を借りて、自分の範疇を超えるイベントとなった苫小牧公演

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札幌公演の翌日5月14日(土)は苫小牧ELLCUBEでのレコ発。

北海道第二のホームである苫小牧ではいつもELLCUBEにお世話になっています。

拠点の札幌以外にホームがあるというのはとても心強いです。
このレコ発は、出演バンドを決めるブッキングから、何から何までをELLCUBEにお任せしました。

ジャンルかぶりなしのバラエティに富んだお祭りイベント

出演バンドは前日の倍の8組。

前日は出演バンドが少なかったので、こちらは敢えて出演バンドを多くすることで二日間のイベントの方向性に違いを出しました。

打ち込み・エフェクターを使う弾き語りや、シンプルなアコースティックデュオ、ラウドな4人組ロックバンドや多彩な音色を使い分ける4人組バンド、エレクトロニカなデュオや3人組シューゲイザーバンドなど、様々なジャンルがごちゃまぜになったイベントでした。

8組も出演して1組もかぶりがないなんていうのは、狙ってやらないとできるもんじゃないと思います。
音楽性を近づけてイベントの色を濃くするというよりかは、敢えてジャンルをばらけさせてバラエティに富んだお祭りという感じです。

8組出演の長丁場となると最後の方は疲れてきたりもするんですが、それでも飽きることなく最初から最後まで聴いていられたのは、出演バンドの力量ももちろんのこと、ジャンルがバラバラだったからというのも作用していると思います。

自分でブッキングをしないから出会いがある

出演バンドはほとんど知っているバンドばかりではあったんですが、初めて共演するバンドも出演していて*8、そこでバンドと知り合うこともありました。

7年ぶりくらいに共演するバンドがいたり、苫小牧でよく共演するお馴染みの面々もいたりと、共演バンドの親密度の幅も合って面白味がありました。

共演者同士の関係性については、お客さんからしたら一見関係なさそうな部分ではあるんですが、そういうバンドの関係性がイベント全体に影響を与える部分も実は大きかったりします*9

color chordを中心に考えさせてもらっていますが、そういう意味でもバランスがよかったなと思いました。

最後のアンコールとかは身内ノリの愛のあるワイワイ感もちょっとあって、でも基本は馴れ合っていない感じでイベントが進んでいてクールでした。

企みに乗っかって楽しんじゃおう

こんな感じで二日間のイベントを行いました。

良かれと思ってやったことがハマらなかったり、狙いどおりにいかなかったりすることもあるんですが、ライブイベントはだいたい主催の「お客さんに楽しんでもらいたい!」という思いによってできています。

今回はやらなかったけど、会場をオシャレに装飾することによって特別な空間・時間を提供しようというイベントもあれば、プロジェクターを使って煽りVTRを流したりするイベントもあります。

お客さんの立場としては、もちろん自由に楽しむのが大前提なんですが、主催が用意したおもてなしを存分に楽しむ、存分に乗っかるというのがイベントを楽しむコツだとも思います*10

もし気が向いたら、もし思い出したら、そんな主催の企みに一度乗っかってみてください。
きっとライブの新たな楽しみ方が見えてくると思います。

おわりに

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そんな僕がやっているcolor chordのレコ発ツアー関西編が6月頭にあります!

6/3(金)京都二条Live House nano
6/4(土)大阪梅田HARD RAIN

お近くの方はよかったら遊びにきてくださいね~!
結局宣伝で終わるのかよ!ってやつです~!

『くらし』SPECIALページ

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*1:どの業界にもある「慣例的に使われていて、本来の意味を考えることが放棄された言葉」の一つと考えていいでしょう。

*2:「C発」だとかっこ悪いから旧来の「レコ発」をいまだに採用しているんじゃないでしょうか。

*3:ちょっと違うか。

*4:インディーズバンドがたくさん出演するようなイベントだと、イベントの頭の方はお客さんが少なくて、後半どんどん増えてくる、という現象が起きがちです。

*5:「食べ放題で元を取ろうとするな」とか、しょうもないけど真理を突くやつ。

*6:引き出物でポスターもらったら嫌だけど。

*7:道新ホールという収容人数700人のホールでワンマンライブを去年成功させ、今年も開催予定というモンスターバンド。ライジングサンロックフェスにも2回は出てるはず。

*8:メンバーの一人がcolor chordのことを好きでいてくれたバンドや、こちらが一方的にずっと聴いていた先輩バンドとも初共演でした。

*9:マジで知らないバンドしか出てないと殺伐とするかギクシャクするし、マジで仲良すぎるバンドしか出てないと良くも悪くも身内ノリになりがち。

*10:会場装飾があれば細かく見てみたり、転換中に流れている曲に耳を傾けてみたり。

僕がCDを全国流通させた理由とその方法

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僕がやっているバンドcolor chordのミニアルバム『くらし』が2016年3月9日に全国発売になりました。

バンド初の全国流通。
僕個人としても初めての全国流通です。

バンドが動き出してから丸8年、バンドメンバーと仲間内の5人だけでレーベルを設立し、全国流通でCDを発売しました。

なぜ今このタイミングで全国流通という手段を選んだのか。
その理由と方法を、バンドの歴史や状況も踏まえつつ書こうと思います。

インディーズバンドの内情や、全国流通の仕組みに興味がある方は是非ご覧ください。

全国流通ってなに?

全国流通というのは、CDを全国の大手CD屋さんで買えるようにすることです。

大手CD屋さんとはタワレコHMVヴィレッジヴァンガードディスクユニオンなどですね。
これはおまけですが、AmazoniTunesなんかでも一括で取り扱ってくれたりもします*1

僕らのようなインディーズバンドは、全国流通をしていないバンドの方が多いです。

店舗に営業をしたり実際に商品を納品したりする流通業者(問屋のようなもの)を介さなければ全国流通はできないからです。

流通業者とバンドが直接やりとりをする場合もありますが、多くはバンドが所属するレーベルが流通業者とやりとりをします。

バンドが所属するレーベル or やる気のあるバンド → 流通業者 → 全国のCD屋さん
というのが全国流通をする際の流れです。

それ以外の多数のインディーズバンドが取っているCD販売方法が、ライブ会場での直接販売。
それに加えて自分のバンドのサイトで通販をやったり、個人経営のCD屋さんやウェブショップでCDを取り扱ってもらうという方法もあります。

これが全国流通と、そうでない場合のCDの売り方です。

なぜ今、全国流通をしたか

まず最初に、なぜ今CDを全国流通でリリースしたのかというと、シンプルに、全国流通というアイディアが出てから最短のタイミングが今だったからです。

林修先生の「今でしょ」は物事の真理なんじゃないかと僕は思っている節があるんですが、やった方がいいこと、やりたいことがあったら、それをやるタイミングは今なんじゃないかと思うのです。

小さくちまちま活動していても、チャンスがいつやってくるかはわかりません。
それならチャンスを作ればいいと思ったんです。

そう思い、レーベルを立ち上げて、自主レーベルで自分のバンドのCDを全国流通しました。

それでも物事にはタイミングというものがある

この2016年3月というのがcolor chordにとって全国流通でリリースするタイミングとしてベストかというと、全然ベストではなく、むしろ悪いくらいでした。
完全にタイミングを逃してしまっていた。

ではいつがベストだったかというと、それは2013年の秋ごろだったと、今となっては思います。

2013年8月、color chordはUSインディーバンドDawesのカバーコンペティションで優勝をし、アメリカを中心とした北米圏でちょっとした賛否両論を巻き起こしました*2

DawesのオフィシャルFacebookページのコメント欄で酷く罵倒されたり震えるほど絶賛されたりしました。
どちらも強い感情でうれしかったです。

www.facebook.com

札幌の僕らの知り合いのバンドマンやその界隈の方たちにも「color chord、やってんな」という印象を与えられたし、「世界規模の大会で優勝」という情報はインパクトがあります。

その鮮度が残っているうちに、バンドの勢いが感じられるうちに、遅くても2013年内に新譜を出しておけばタイミング的にはよかったのだろうなと今となっては思います。

でもそういうことって過ぎてからじゃないとわからない場合が多くて、実際今回リリースをしてみてから「今バンドの勢いないな!」というのを実感したりしています。
そうです。ものすごくぶっちゃけています*3

リリースのタイミングが大事ということを勉強できたのも、今回のリリースの成果だとすら思っています。

ヤバいでしょ。こんな初歩的なことすら人って忘れてしまうのです。人は悲しいくらい忘れてゆく生き物なんです。

それでも後悔はしていなくて、このタイミングでリリースをしてよかったと思っています。

タイミングが大事だということを勉強できたのと同時に、リリースに付随する様々なことを当事者として経験することで身をもって学ぶことができたからです。

そして色々な可能性が広がっていくのを感じることもできました。

そもそもなぜ「全国流通」を選んだのか

タイミングの話ばかりしてしまいました。
全国流通という手法を選択したそもそもの理由について書きます。

全国流通でリリースした目的は、「これで一発当ててやろう」なんていう夢見がちなものではありませんでした。

もちろんドカンと売れたらそれはうれしいけど、そんな理由なく急に売れるなんて思えない。
売れてる人は何らかの理由があるはずです、音楽が良いということ以外に。

業界に詳しくて、マーケティングに精通していて、各方面にコネがあるなら別ですが、そのすべてを持たざる僕たちが全国流通をしても売れるとは思えません。

それでも何かを変えたかった。
何かを変えるために無理くり全国流通してみようじゃないか!と思いました。

バンドをなんとなく続けていって、誰かがバンドに何かをしてくれるのを待っているだけだと、それはいつ訪れるのかわからないなと思ったんです。

とにかくバンドが外に広がる可能性のある大きな手を打とうと思いました。

自分から仕掛けていって失敗したら、失敗した分だけ勉強になるし、また次挑戦したときにもうちょっとうまくやれるんじゃないかと思ったんです。

バンドと世間の繋がりに対するカンフル剤としても、バンドという生き物自体への刺激としても、何か大きなことをしなければならないと思ったんです。

全国流通をしたら、失敗と成功がたくさん舞い込んできた

実際全国流通をするにあたって色んなことに挑戦して、たくさん失敗しています。
その度にたくさん勉強になりました。

流通会社の人と100通以上メールをすることで、得意じゃなかったビジネスメールがどんどん上手くなっていきました。

失礼なメールを送ってしまったこともありましたが、担当の方のメールを真似することによって基本的なメールの作り方を学び、慣れてきた頃には形式にこだわりすぎるよりも気持ちが大事だということがわかったりもしました。

お店への挨拶回りも20店舗以上行きました。

最初は緊張して伝えるべきことを伝えきれなかったんですが、徐々に緊張を楽しめるようになってきて、笑顔で相手とちゃんと会話をすることが大事だということがわかってきたりもしました。

CDジャケットや歌詞カードのデザイン、フライヤーやポスターのデザインなどをすることによって、全然使えなかったイラストレーターがめきめきと使えるようになっていきました。

そして決断することが前より得意になってきました。

リリースに向けて決めるべきことがたくさんあるので、決断の決め手となる情報を収集したり、メリットデメリットを天秤にかけたりしました。

決断することは今も怖いですが、色んな決断をすることによって以前より少しは得意になってきたような気がしています。

何もない状態から見よう見まねで挑戦することで、失敗と気付きを繰り返して少しずつ前進してきました。

某有名フリーペーパーや北海道の某有名企業からバンドのアカウントに急にメールが来たりもして、自分の力だけでどうにかできる範囲外からのうねりを感じることもありました。

CDジャーナルから急にメールが来て、今月号に小さく載せてもらったりもしています。

www.facebook.com

https://www.facebook.com/colorchord/posts/1020138668068640

世の中と繋がることの可能性を感じた

少しずつですが、北海道滝川市の実家でちまちま曲を作っていただけだったcolor chordが、世の中との繋がりを広げつつあることを感じています。

そういった広がりを持つことによって、今まで届かなかった人にまでcolor chordの存在を、音楽を知ってもらうきっかけになるんじゃないかと思いました。

全国流通をすることによって、バンドと世間との繋がりを広げていき、color chordを好きになってくれるかもしれない人により多く、より広く響かせたいというのもねらいでした。

そしてそれは、まだまだこれからやっていかないといけないなと思っているところです。

全国流通をする方法

「全国流通した」と、さも簡単にできるかのように言っていますが、流れとしてはとてもシンプルです。

音源と資料を流通業者に送るだけです。

そこで審査に通れば流通はできますが、そこから最低限決めることだとか、最低限やらなきゃいけないこと*4だとかでなんだかんだ大変、ということです。

この「なんだかんだ」が結構死ぬほど大変です*5
その覚悟さえあれば割かし全国流通自体のハードルは低いと思います。

僕は平日の仕事が終わってからリリースに関する作業(結構広義だけど)を4,5時間やって、4,5時間睡眠、休日はその分たっぷり寝るけどやっぱり4,5時間作業する、というのを100日くらいやりました。

これにはミュージックビデオ関連のこと*6とかデザイン関係、リリースツアーのこと*7とかも含まれているし、そのすべてを自分でやろうとしたちょっと特殊なケースなので、もうちょっとお金をかけて人に依頼したりすればある程度楽もできると思います。

でも僕みたいに全部背負っちゃうとマジで地獄です。

自主レーベルだと自由です

ちなみに、地獄の対価として僕らは自由を手に入れました。

当事者以外の大人が関わっているリリースには色んな制限があったりすると思いますが、僕らは何の制限もなく好き勝手やっています。

大人がお金を出してくれる場合は制限がある代わりにお金をかけてレコーディングしたり、CDのパッケージを豪華にしたり、宣伝をしてくれたりするかもしれませんが、僕らはお金がない代わりに制限がないので大事なジャケットの画像をご飯にしたり、ミュージックビデオを7本撮ったり、レコーディングに1年半かけたり好き勝手できます。

これは良し悪しなので色々考え方はあると思いますけど、自由なのも辛くて楽しいです。

逆に制限された環境でやったことはないので、制限されるという経験をしたくもあります。

お金を出して僕らを制限してくれる大人の方がいたら是非お声をかけていただきたいです(わがまま言うと思いますが話し合いましょう)。

おわりに

全国流通をしたインディーズバンドの内情というか、くすぶってる奴の葛藤を暴露しただけのような気もしますが、全国流通の意義と方法はなんとなくわかっていただけたでしょうか?

このままじゃいられない!何かを変えたい!というバンドやミュージシャンは、全国流通という方法でもがいてみたら何か変わるかもしれませんよ。

もし周りから見てあんまり変わらないように見えても、たくさん頑張れば自分が変わります。あと、結構面白いです。

最後に、ここまで書いたから宣伝だけさせてくださいね!

気になった方はCD買ってください!
あれだったらミュージックビデオだけでも観てってくださいね!

www.amazon.co.jp

『くらし』SPECIALページ

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*1:このあたりはちょっと頑張れば個人でもできます。逆にタワレコなどは頑張っても個人じゃほぼ受け付けてくれない。

*2:本当にちょっとですがDawesファンにはある程度知られたのではないかと思われます。

*3:ちなみに音楽的成熟度とライブの完成度は今が一番高いんですが、それとバンドの勢いはまったく別物です。バンドの勢いは「周りからバンドがどう見えているか」という部分が大きいです。

*4:質問したら全部流通業者の人が教えてくれるので何も知らなくてもダイジョウブ!

*5:最低限やらなきゃいけないのはCDを作ること(レコーディング、ミックス、マスタリングをした音源とジャケットデータと歌詞カードデータ、帯データなどを用意してCDプレス業者に発注。超大変)、商品番号や価格・発売日の設定、業者によってレンタルの有無だとかiTunesの価格を決めたり細かい決めることたくさん、キャッチコピーとか宣伝系の文章作成、店舗に事前に配るサンプルCDとその資料作成、などなど諸々。それ以外にレーベルとしての仕事が色々あって、フライヤーやポスターの制作はもちろん、宣伝するためにメディアに資料送りまくったり、サイト作ったりなんだかんだします。

*6:今回のアルバムは7曲入りで7曲ミュージックビデオが特典でついてくる、というものでした。そして7本すべてをレーベルのチームで制作しました。ちなみに僕はほとんどの監督と編集をやりました。

*7:2日間行われた東京公演のうち1日は自主企画だったため、会場を押さえて出演バンドにオファーをして、タイムテーブルの作成やチケット代の設定、フライヤーの制作・発注、飛行機のチケットの予約などなど、なかなか大変でした

『ご本、出しときますね?』人気作家の爆笑エピソードやハッとする考え方が満載で最高すぎる

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BSジャパンで放送されている番組『文筆系トークバラエティ ご本、出しときますね?』が毎週楽しみでしょうがない。

この番組は毎回新しい考え方や生き方を知ることができて、ハッとしたり、救われたり、気付かされたりして、笑えて泣ける。とても良質な番組なんです。

オードリー若林がMCを務め、毎回2人の作家をゲストに迎える。
その3人で視聴者からの質問に答えたり、それぞれが自分に課している「私のルール」についてトークをするという内容*1

どの世界の人でも、「一流」と呼ばれる人たちはどこか人と違う部分を持つ人が多いのかなと思うのですが、自分ひとりで考える時間が多そうな「作家」という職業だとさらにそういった部分が強くなるのではないか。

つまり「一流の小説家」には変人だったり、アクの強い人が多いんじゃないか、そう思うんです。

そんな個性の強い人たちが自分のこだわりについて話したら、面白くないはずがない!

この番組の構成を考えた人は本当に、番組作りの能力が異常に高いなと思います。目の付け所、狙いどころが鋭い*2

全人類必見!とは言わないけど、僕の周りにいる人たちには少なくともオススメしたい今一番グッとくる番組です。
僕と感覚が近い人はみんな大好きになっちゃうと思います。

そんな超優良番組「ご本、出しときますね?」の素晴らしさを、具体的なトーク内容を紹介することによってあぶりだしていきたいと思います。

「今日わかってもらおうとする」のは優しさだった

若林は自分のルールとして「今日わかってもらおうとすると口ゲンカになる」を紹介。

内容としては「仲の良い後輩芸人の間違った考え方を論破してわからせようとすると口ゲンカになってしまい、結局その後輩もこちらの考えを理解できずに終わる。なので、今日わからせようとはせずに、やがて彼が気付く日が来るように、その種を蒔くように、言葉を少しだけかける」というもの。

そこから作家の二人に話は飛ぶ。
読者に対して、小説をどう書いているのか。

ゲストの朝井リョウは「今日わからせようとする」タイプ。

読者は朝井の小説を読み進めていくうちに右手を縛られ、左手を縛られ、両足を縛られ、身動きできない状態にされる。
小説の結末部分で朝井は両手で読者の顔を掴んで「この小説はこういう話だ!」と凄むように小説を書くらしい。

つまり朝井は読者に多様な解釈を許さない。
自分が決めた受け取り方しか読者にしてほしくないし、されないように小説を書いているらしい。

それに対して西加奈子は「読者にわかってもらおうと思わない」という。

まだ年齢も若く考え方が子どもな朝井に、達観している大人な西。
そんな空気になりかけたとき、天然なのか気を遣ってなのか、その両方なのかもしれないが、西が朝井に言葉をかける。

「朝井くんは優しいんだよ。読者とコミットしようとしている。私は読者と繋がろうとしてないからわからせようと思わない」

この西さんのフォローの説得力と優しさ!
西さんのそういうところすごく好きです。

自分に置き換えてもすごく共感できる話で、今日わからせようと何度がんばってもわかってもらうことができない相手っているよなあと思いました。

それでも諦めきれない自分がいて、そんな自分を子どもだと思っていましたが、そんな自分すらをも認めてもらえたような気持ちになりました。

ちょうどいい叱り方はない

仕事ができないマネージャーに対して「殺すぞ!」と言う若林。

本当はそんな強い言い方をしたくない。
前は優しく指摘していたが、優しく言っていた頃は何度言ってもマネージャーが同じ失敗を繰り返し続けていた。

そこで敢えて強い言葉で「殺すぞ!」と言ってみたら、一発で同じ失敗をしなくなったらしい。

事務所のためにも、マネージャー自身のためにも、自分がやらなきゃいけない仕事として強く叱るという若林だが、いまだに強く叱るのは楽じゃないし、本当はどうやるのが正解なのか迷っているようだった。

そんなときにゲストの長嶋有が金言を送る。

「人を叱るのに"ちょうどいい"はない」

人を叱るときは言い過ぎちゃうか、言い足りないかのどちらかしかない。
ちょうどよく人を叱るなんてこと、できるもんじゃないというのだ。

そう言われた若林は自分を肯定されたような、許されたような表情で感嘆していた。

職場の部下や部活の後輩に対しての叱り方について悩んでいた人も、人にこう言ってもらえると救われるような気持ちになったんじゃないでしょうか。
まさに僕がなったんですけども。

あきらめることで楽に生きる

山崎ナオコーラのルールは「あきらめる」。

山崎はかつて、パソコンに向かうと涙がダラダラ流れてきて何も書けないほどのスランプに陥ったことがあるという。

そのスランプを乗り越えたきっかけというのは父の死だったりしたらしいのだが、そのタイミングで考え方が、気持ちが切り替わったらしい。

良い作品でなくてもいい。売れなくてもいい。認められなくてもいい。出版社が困ってもいい。自分が書きたいことだけを書こう。

そうやって自分の高い理想を壊して、色んなことをあきらめることで、気持ちが楽になりスランプを乗り越えることができたらしい。

確かにそういう風に考えられたら楽なのはわかるけど、なかなか簡単にできるものじゃないですよね。

より良い作品を作りたいし、人に認められたいと思ってしまうものです。

「父の死」くらいの、自分にとって大きなインパクトのある出来事がないと、人が根本的に考え方を改めることは難しいのかなとも思いました。

この放送回の終わりには「あきらめる」ことに関する小説を一冊紹介することになり、もう一人のゲストである平野啓一郎さんが森鴎外の「高瀬舟」を紹介していました。

おわりに

今回紹介したのはほんの一握りのエピソードで、番組では毎回グッとくるトークがたくさん繰り広げられています。

クレイジーすぎるエピソードを持つ変人作家の爆笑トーク*3や、オードリー若林さんの歪な性格を暴露するエピソードトークなどもあって、この番組が「トークバラエティ」であることも忘れていません。

BSジャパン、僕も観れる環境にないのですが、最新回のみ番組オフィシャルサイトで無料で観ることができます。

www.bs-j.co.jp

最新回のみの視聴で、アーカイブは観ることができないので、毎週欠かさず観たいと思っています。

*1:今日のトーク内容の中から印象的だったテーマを題材にしたオススメの一冊を紹介する、というのが番組の締め方なんですが、今日の一冊よりもやっぱりトークこそが番組の一番の魅力です

*2:ゴッドタンなどでお馴染みの佐久間宣行さんがプロデューサーなのかな?

*3:村田沙耶香さんのエピソードや考え方は異常すぎてヤバいです。

北大植物園は一日潰せる最高のテーマパークだ!

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昨日はみどりの日だったので、北大植物園に行ってきました!

正式名称は「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園」!
クソ長いし堅い!
名前だけ聞くとあれかもしれないけど、植物園は肩肘張らずに楽しめる超ハッピーなテーマパークです!

今週のお題ゴールデンウィーク2016」!

初めて植物園に行くなら、みどりの日しか考えられない

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というのも、みどりの日は北大植物園の入園料が年間通して唯一無料の日なのです(普段は夏420円、冬は温室のみ開放で120円)!

僕は初めて植物園に遊びに行ったときから3年連続で、みどりの日に北大植物園に行っています。

植物園というのは、季節ごとに見ることのできる植物が違ったりするのが魅力なので、毎年同じ時期に行くと同じような景色しか見れず、それは本来の植物園の楽しみ方とは違うのかもしれません。

それでも僕はみどりの日に植物園に行きたい。

無料だから、というのもあるけれど、それよりも、植物園が入園料を無料にするということの意味を感じたいのです。

「みなさん、植物園に少しでも興味があるのなら、来るなら今日です!一年通して、来るなら今日しかありません!」

という植物園サイドからのメッセージを感じざるを得ないのです。だからみどりの日に行きたいんです*1。 

さらに、みどりの日の趣旨を調べたところ「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」*2ことであるらしいです!

ほら、もう国も言っちゃってんじゃん!行くなら今しかねえ!

何も知らなくても大丈夫だし一人でも大丈夫

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知識がなくても大丈夫。

木や花や草にはそれぞれ名前の書いたプレートが近くにあるし、解説が書いてあるプレートも立ってたりします。
雑学を読むのが好きな人はそうやって楽しむのもよし、細かい知識とかに興味がない人はただただ植物たちを眺めて楽しみましょう*3

実際、初めて植物園に行ったときの僕は植物のことなんて全然詳しくないし、特別好きというわけでもありませんでした。

ただ今の時期に花を咲かせる「コブシ」は、1週間くらいで花が全部散っちゃうし花びらが白くてきれいなので好きだな...とか思っていた程度でした。

北大植物園には約4000種類の植物が栽植されているのであなたのお気に入りの植物と出会えること間違いなし!

しかも結構広いので楽しもうと思ったら一日中居れます。
しんどくなったらいつでも帰ればいい!
広い野原もあるし温室に椅子もあるので、休み休み見ることもできますよ!

みどりの日は入場料無料ということもあって、他の日よりもお客さんが多いんですが、一人で来て写真を撮りまくってる人が結構います。

一人で来ても大丈夫!
僕は毎年一人で行ってますが*4、去年は九州から来たおばさんに話しかけられて仲良くなりました。

オススメのヤバい奴の写真載せます(閲覧注意)

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あ、このウツボカズラちゃんはヤバい奴じゃないですよ。

初めて北大植物園に遊びに行った2014年。
確か3、4時間くらい滞在してゆっくり見て回ったんですが、その中でもダントツで僕の心を奪う植物がいました。

次の年のみどりの日もそいつに心を奪われ、今年もまた...。

写真で伝わらない部分も多いと思いますが、見た目の気持ち悪さ、ゾワゾワゾワゾワする感じが堪りません。
悪夢を見そうです。

インパクトが強烈すぎて嫌いになってもよさそうなのに、どうにもこうにもコイツを見たくて毎年みどりの日に植物園に行ってしまいます。

そうなんです。コイツを見たくて植物園に行っているんです。僕の本音が漏れました。

少し改行してから写真を載せますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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超気持ち悪い。

今この写真で初めてコイツを見た人がどう感じるかはわからないんですが、生で見たときの衝撃がすごい。

このフォルム。ビジュアル。なんかたくさん群れてるのがまた気持ち悪い。

植物園の中でコイツがどこにいるかとかももう覚えちゃってるので、コイツのいる場所に向かうんですよ僕は。

そしたら遠目から見つけますよね、コイツを。

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いやもう遠目から気持ち悪いのよ。

近くに知らない人いるのに「うーっわ...」とかつい声を漏らしちゃうくらいに気持ち悪いんですよ。恥ずかしいんですよ。

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でも好きで堪らないんですよね。

どうやら彼はゼンマイというらしいです。食べれるらしい。

http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/zenmai.htm

このサイトを見る限りではポピュラーな山菜らしいですが、僕みたいな植物素人にはマジでヤバいグロ植物にしか見えませんでした。

そんな出会いが植物園にはあるのです。楽しそうでしょう?

おわりに

2014年に初めて僕が植物園に行った際に撮った写真たちが僕のFacebookで見れます。

2014.05.04北海道大学植物園 | Facebook

冒頭の文章から、生まれて初めて植物園に行った感動と興奮が伝わってきます。
ちなみに各写真ごとにも短い文章を添えてあります。ここにも当時の僕の熱を感じますね。

植物園に行くならみどりの日をオススメしますが、正直420円払っても絶対損しません。
420円でも超安いくらい。

なのでもし少しでも植物園に興味を持ったら、1年後のみどりの日を待たずとも、今月の休みの日に遊びに行くことをオススメします。

札幌近辺の人は北大植物園がオススメだけど、たぶんみなさんの最寄りの植物園でも楽しいと思います(無責任)。

ここの植物園最高に楽しいぜえ!みたいな情報をお持ちの方がいたら、是非僕に教えてくださいね。

*1:初めて行くご飯屋さんだと、その店一番の定番や人気のメニューを選びたくなる性格です。

*2:国民の祝日に関する法律祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条より

*3:ちなみに植物たちは目で見ても楽しいんですが、匂いもすごいです。近くで見て、嗅げば、彼らが正真正銘の「生き物」であることを痛感します。

*4:悲しくないです。マジで、全然。